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ユーロは1.1600付近で下落し、米ドルの強さが続く中、ユーロ圏HICPに注目が集まり勢いを探っている

ユーロは1.1600付近で下落し、米ドルの強さが続く中、ユーロ圏HICPに注目が集まり勢いを探っている

FXStreetFXStreet2026/09/01 04:20
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EUR/USDは、100日単純移動平均線(SMA)の1.1575~1.1580付近、つまり1週間半ぶりの安値水準からの前夜の反発を活かしきれず、火曜日のアジア時間にはさらに下落しています。現時点ではスポット価格は1.1600付近で取引されており、当日比で約0.10%下落しています。これは、米ドル(USD)の緩やかな強含みに加え、トレーダーがユーロ圏の消費者物価調和指数(HICP)の速報値に注目していることが背景にあります。

エコノミストは、エネルギー価格の高止まりを背景に、8月のユーロ圏インフレ率が上昇すると予想しており、欧州中央銀行(ECB)による9月の利上げはほぼ確実と見なされています。この見通しは、8月のドイツ消費者物価指数(CPI)が前年同月比2.9%と、前月の2.8%から上昇したことにも後押しされています。さらに、ECB理事会のイザベル・シュナーベル氏は追加利上げの必要性を明確に示しており、今回の発表に対する市場の即時反応は限定的になる可能性が高いとみられています。

北米時間には、ISM製造業景気指数やJOLTS求人件数など、米国の経済指標に注目が集まります。一方で、米連邦準備制度理事会(Fed)のケビン・ウォーシュ議長による先週金曜日の発言が、市場で早期の利上げ観測を強めました。これに地政学的リスクも加わり、前日に小幅下落したUSDの安全資産需要が回復する要因となっています。このことが、EUR/USDに下落圧力をかける主要な要素と考えられています。

しかし、USD強気派は重要な米国の雇用統計、特に金曜日発表の非農業部門雇用者数(NFP)を見極めるまで積極的なポジションを控える可能性があります。それでも、基本的な背景は引き続き米ドルの追い風となる見通しであり、EUR/USDの短期的な反発は売りで対応されやすいと考えられます。

EUR/USD 日足チャート

テクニカル分析

今年1月から6月の下落幅に対する50%フィボナッチ・リトレースメントを上抜けできなかったことを受け、100日単純移動平均線(SMA)を下抜けると、EUR/USDの売り圧力が一段と強まる重要なきっかけとなります。そうなれば、スポット価格は23.6%フィボナッチ・リトレースメントの1.1501まで下落する可能性があります。さらに下落すれば、1.1323付近のフィボナッチ・サイクル安値という構造的な下値支持線が意識されることになります。

一方、上値では38.2%フィボナッチ・リトレースメントの1.1611が即時のレジスタンスとなっています。この水準を日足で明確に上抜けた場合、下方向の圧力が緩和され、1.1700や1.1789のリトレースメント水準を目指す展開が視野に入ります。

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免責事項:本記事の内容はあくまでも筆者の意見を反映したものであり、いかなる立場においても当プラットフォームを代表するものではありません。また、本記事は投資判断の参考となることを目的としたものではありません。

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