Banco SantanderおよびCenterbridge PartnersがEburyの共同支配についてEUの承認を取得
欧州委員会は8月18日、Banco SantanderとCenterbridge Partnersが越境決済プラットフォームのEbury Partners Limitedを共同で支配することを無条件で承認しました。この取引はEU合併規則の下で構成されており、Centerbridgeがリードインベスターを務めた4月下旬発表の5億5千万ポンドの資金調達ラウンドから生じています。
Santanderはこのラウンドに5千万ポンドを出資しました。この資金注入によって、Santanderの出資比率は約66%から55%に希薄化されますが、それでもスペインの大手銀行が筆頭株主の地位を維持します。
取引の構造と変更点
ニューヨークに拠点を置くプライベート投資会社Centerbridge Partnersが、Santanderとともに共同支配者として新たに参画します。既存の出資者であるVitruvian Partnersと83Northも株主名簿に残ります。
この取引は2027年第1四半期までに完了する見込みです。Santanderのバランスシートにとって、5千万ポンドの投資はCET1比率を約4ベーシスポイント押し上げます。
SantanderとEburyの関係は2019年に遡り、この銀行が3億5千万ポンドで約50.1%の株式を最初に取得しました。2020年のSantanderによる初回投資以降、Eburyの収益は毎年30%以上成長しています。
Eburyは現在、約30の規制市場で事業を展開しており、主に海外送金を必要とする中小企業2万7,000社以上にサービスを提供しています。
今回のラウンドが異なる理由
5億5千万ポンドの資金調達は、単なる成長のための成長ではありません。資金の多くは、Eburyの決済および為替機能におけるAI能力の開発に充てられる予定です。また同社は、現在カバーしている30市場を超えた新しい地域へ進出し、展開を広げる計画も持っています。
クロスボーダー決済と競争環境
EUの承認が無条件であったことも注目に値します。規制当局は行動的・構造的な対応を求めず、この取り決めに競争面で重大な問題がないと判断しました。
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