ドル:100ポイント前後の相場観察
Morning FX(モーニングFX)
一度円の介入による乱高下を経て、ドルインデックスは再び100の節目に戻りました。100は非常に敏感な整数の節目であり、ドル為替も微妙な中間状態にあります。そこで、本日は100の節目でのドル相場について観察してみます。
なぜドル為替が中間的な状態にあるのでしょうか?いくつかの観点から考察できます。
まずはポジションから。FXオプションのデータによると、ドル対主要通貨25D RRインプライド・ボラティリティは中立の位置まで低下しています。これは市場のドル強気の気運が薄れ、現在は中立水準にあることを示しています。
次は金利差。現時点で米国2年債とその他の非米国債の金利差は約150bpで、ドルインデックスとほぼ一致しています。極端な高評価や過小評価は見られません。金利差の観点から見ても、ドルインデックス100はほぼ中立です。
三つ目は利上げ予想。現在市場で9月のFed利上げ確率は64%とされており、これも曖昧な位置にあり、市場では明確なコンセンサスが形成されていません。
全体的に見ると、ポジション、金利差、期待などを総合すると、ドルインデックス100の節目は微妙な中間状態にあります。上にも下にも動き得る位置です。今後のドルの展望はどうでしょうか?
下半期の観点から見ると、筆者はドルの強さを予想していません。しかし、今回のドルインデックス下落には一時的な要因(円による介入、Fed会合など)が多く含まれています。100の節目に立ったとき、筆者は短期的にドルインデックスが大きく下落する力は不足していると考え、限定的な反発もあり得ると見ています。主な理由は以下の2点です。
まずは7月の初期データを見ると、米国経済データは依然として強い回復力を示しています。7月の米ISM製造業PMIは過去4年間で最高値を記録し、新規失業保険申請者数も近年の低水準にあります。初期データからは米経済の強さが伺えますが、公式の雇用統計(今月は8万3000人予想、前回は5万7000人)がその確定を待っています。
次に、Fedは主体的にタカ派のメッセージを発信する動機があるという点です。Fed会合後、米国債長期金利の大幅上昇を参考にすると、市場は中央銀行の信頼性の不足やインフレ期待のアンカリング解除リスクを懸念しています。Wallerには8月末のJackson Hole年次会議で市場対応できる機会があり、一部のタカ派の投票権を持つメンバーは「予防的利上げ」の必要性を示しています。
総合的に見ると、ドルインデックス100の節目には期待を持ってもよいでしょう。
本日のまとめ:
1、一度円の介入による乱高下を経て、ドルインデックスは再び100の節目に戻りました。ドル為替の相場を観察すると、ポジション、金利差、予想はいずれも比較的中立の位置にあり、ドルインデックスは微妙な中間状態にあります。
2、下半期の観点から見ると筆者は強いドルを予想していませんが、今回の下落には一時的な要因が多く含まれています。100の節目に立った時、筆者は短期的な大幅下落は期待しづらく、限定的な反発もあり得ると考えています。
3、7月の初期データを見ると米国経済は依然強い回復力を示し、今週金曜日の雇用統計による確定を待っています。市場がFedの信頼性に懸念を持つ中で、Fedもタカ派的な情報を発信する動機があります。Wallerには8月末のJackson Hole年次会議で市場対応する機会があります。総合的に見ると、ドルインデックス100の節目には期待を持ってもよいでしょう。





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