米金融大手モルガン・スタンレーは2026年9月29日、ステーブルコインやトークン化、分散型金融(DeFi)関連技術を検証する「デジタル資産ラボ」を設置した。同ラボは、社員が新技術を試験できる既存のイノベーションラボ群の一部として運営する。検証対象にはステーブルコインのほか、トークン化預金、中央銀行デジタル通貨(CBDC)、トークン化マネーマーケットファンドなどのデジタルマネー関連技術が含まれる。
デジタル資産チーム責任者のエイミー・オールデンバーグ氏は、「デジタル資産ラボは、デジタル資産分野の新領域を検証・調査できる安全でコンプライアンス準拠の独立環境を提供する」と述べた。
DeFiでは保管庫の検証も進める。保管庫はブロックチェーン上のソフトウェアが定めた戦略で資産を自動運用する仕組みで、同氏は今後の金融の一部になる可能性に触れつつ、技術が発展途上のためプラットフォーム全体をリスクにさらすことはできないとの考えを示した。
市場イノベーション・ラボ統括のミーガン・ブリューワー氏は、既存のラボ群が電子取引、サイバーセキュリティ、機械学習を対象に年間最大270件のプロジェクトを手がけていると説明した。ラボ群の総面積は20000平方フィートで、ニューヨーク、グラスゴー、バンガロールに拠点を置く。
今回のデジタル資産ラボは、その既存網に追加された検証拠点にあたる。ブリューワー氏は既存ラボについて「技術が社内でスケールする権利を得る場所だ」と説明している。
参考元:Bloomberg
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