金価格予測:XAU/USDは米連邦準備制度の金融引き締め 期待と地政学的緊張の中で4,300ドルを試す
金(XAU/USD)は水曜日も弱気トレンドを維持しており、地政学的緊張の高まりや9月のFederal Reserve(Fed)による利上げ観測の強まりにより、米ドルへの投機的な買い支えが強まっています。現時点で貴金属は$4,300付近のサポートエリアを試しており、今週はこれまでに3.25%下落しています。
金は、米Fed議長Kevin Warshが金曜日のジャクソンホール中央銀行サミットで9月の利上げへの期待を高めて以来、苦戦が続いています。Warshは予想外にタカ派的な姿勢を示し、現在は物価が中央銀行の最優先事項であるべきだと強調したうえで、金利を2%の目標まで引き上げるためには「やるべきことがある」と述べました。
さらに、米国とイランの敵対再燃によりリスク回避が強まり、安全資産であるUSDへの追加的な支援となりました。米軍はイラン全土のIslamic Revolutionary Guard Corps(IRGC)拠点に対して新たな一連の攻撃を実施し、これに対し米軍基地(バーレーン、イラク、ヨルダン)への攻撃によって報復が行われました。
テクニカル分析:金はさらなる弱気圧力に直面
XAU/USDは$4,310で取引されており、200日単純移動平均(SMA)を下回る直近の弱気トーンを維持。モメンタム指標もネガティブな動きを示しています。日足のRSIは重要な50ラインを下抜け、MACDは-30.53で大きくマイナスとなっており、全体として明確な下落モメンタムが示唆されます。
前述の$4,300エリア(8月14日、18日、19日安値)を明確に下抜ければ、8月6日の安値である$4,225付近、さらに7月下旬の安値である$4,000エリアに向けて下落が進む可能性があります。
一方、上値においては$4,450付近(8月20日安値)の先行サポートエリアが現在はレジスタンスとして機能する見通しです。それより上では、前述の200日SMA($4,530付近)が強気派の挑戦となり、続いて先週の高値$4,700近辺が意識されます。
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