NZD/USDは序盤の下落を回復、米ドルの小幅な反落を受けて0.6000付近まで再上昇
NZD/USDペアは、1週間以上続くレンジの下限付近でしっかりとしたサポートを見つけ、月曜日のアジア時間に0.5950-0.5945付近で買いが入っています。しかし、スポット価格は新たな世界的リスク回避の動きの中で、依然として0.6000の心理的節目を下回ったままです。
米国とイスラエルはイランに対して協調軍事攻撃を行い、最高指導者アリー・ハメネイ師を殺害しました。加えて、イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)海軍は、戦略的な海上チョークポイントであるホルムズ海峡の封鎖を発表し、中東での長期戦争のリスクを高めました。これは、西アジアの地政学的緊張の劇的なエスカレーションを意味し、週明けの世界市場を混乱させ、その結果、リスク感応度の高いキウイ(NZD)周辺での一時的な売りを促しました。
一方、安全資産である米ドル(USD)は、控えめな日中の上昇を活かせず、1月23日以来の高値から反落しています。これは再燃するスタグフレーション懸念によるものです。1月の米国生産者物価指数(PPI)が強含む中で経済成長が減速し、Federal Reserve(Fed)は金利を引き下げればインフレ再燃、維持すればさらなる経済減速という状況に直面しています。これが米ドルの大幅な上昇を抑え、NZD/USDペアが日中の下落を反転させる一因となっています。
また、ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は、インフレが来年に目標に戻るという見通しのもと、2月に緩和的な政策スタンスを再確認しました。市場参加者は迅速に反応し、利上げの時期を2026年後半以降に先送りしました。これがニュージーランドドル(NZD)の上値を抑える要因となり、NZD/USDペアの上昇を制限する可能性があり、次のトレンドの方向性を見極めるためには短期レンジのブレイクアウトを待つのが賢明です。
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